欧州市場サマリー(30日)

2015年3月31日(火)03時49分

[30日 ロイター] - <為替> ユーロはギリシャの支援協議をめぐる不透明感を嫌気し対ドルで下落。ドルは年内の米連邦準備理事会(FRB)利上げ観測から、他の通貨に対してもしっかりとなっている。

<ロンドン株式市場> 反発。世界最大の金属消費国である中国がさらなるインフラ投資や景気刺激策に踏み切るとの期待から鉱業株が買われた。

金鉱大手ランドゴールド・リソーシズと資源大手のアングロ・アメリカン、チリ銅生産大手アントファガスタは1.2%から3.4%値上がりした。これに伴って、鉱業株指数は0.76%上昇した。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。合併・買収(M&A)への期待からテクノロジー銘柄が買われた。

米半導体大手のインテルが同業のアルテラを100億ドル超で買収すると報じられ、前週末の米国市場でテクノロジー株が買われたことを好感。ドイツの半導体大手インフィニオンが4.2%、欧州の半導体メーカー最大手のSTマイクロエレクトロニクスが3.6%、世界第2位の半導体製造装置会社、オランダのASMLが2.9%上昇した。

<ユーロ圏債券> ギリシャ国債利回りが小幅上昇。ドイツ政府はこの日、ギリシャが一段と詳細な改革リストを提示するまで、ユーロ圏は金融支援を行わないとの考えを表明した。

ギリシャ10年債利回りは12ベーシスポイント(bp)上昇し、11.16%。

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