ロンドン株反発、中国景気への期待で鉱業株買われる

2015年3月31日(火)03時44分

[ロンドン 30日 ロイター] - 週明け30日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が反発し、36.41ポイント(0.53%)高の6891.43で取引を終えた。世界最大の金属消費国である中国がさらなるインフラ投資や景気刺激策に踏み切るとの期待から鉱業株が買われた。

中国政府は29日、インフラ構築でアジアと欧州やアフリカを結び、貿易を促進する現代版シルクロード経済圏構想の詳細を発表した。

金鉱大手ランドゴールド・リソーシズと資源大手のアングロ・アメリカン、チリ銅生産大手アントファガスタは1.2%から3.4%値上がりした。これに伴って、鉱業株指数は0.76%上昇した。

欧州のホームセンター最大手キングフィッシャーは2.0%高だった。フランスの同業ムッシュ・ブリコラージュへの2億7500万ユーロ(3億ドル)買収案が破談になったとの発表が好感された。ムッシュ・ブリコラージュの取締役会の過半数と最大株主のANPFが留保を表明したことから、買収ができるかどうか疑問が生じていた。

半導体設計のARMホールディングスは2.5%上昇した。米半導体大手のインテルが同業のアルテラを買収する方向で協議しているとの報道を材料に、前週末の米国市場で半導体株が大きく買われた流れで、ARMも連れ高となった。

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