欧州市場サマリー(27日)
[27日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロでやや上昇する一方、円、スイスフランに対しては小幅安。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を前にドルに強気の見方が幾分後退している。
<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数が4日続落し、40.31ポイント(0.58%)安の6855.02で取引を終えた。鉄鉱石の価格下落でコモディティー株が売られた。
鉄鉱石採掘で世界第2位の英豪系鉱山会社リオ・ティントは前日、生産制限はオーストラリアの国益に反するとの認識を示した。リオ・ティントは2.4%、資源大手のアングロ・アメリカンは3.0%下落した。この日は原油価格も反落し、石油大手のBPや、同業で英・オランダ系のロイヤル・ダッチ・シェルも値を下げた。
<欧州株式市場> 小幅反発して取引を終えた。新薬の臨床試験の進展が好感されてデンマークの医薬品メーカー、ノボ・ノルディスク
ノボ・ノルディスクは、向こう1カ月以内にインスリン製剤「トレシーバ」の臨床試験で中間資料を米食品医薬品局(FDA)に提出すると発表したことが好感され、株価が10.4%の急騰となった。
<ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが低下。同国が昨年、国際支援から脱却したことを受け、フィッチが格付けを投資適格級に引き上げるのではないかとの期待が追い風となった。
フィッチによるとポルトガルの格付けは現在BBプラスで、ジャンク(投機的)等級で最高。フィッチはこの日の市場引け後にも格付け判断を示すとみられる。
ポルトガル10年債
ギリシャの短期債利回りは小幅上昇。10年債
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