ユーロ圏の債務は「危険水域」に突入=独連銀総裁

2015年3月27日(金)17時39分

[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は27日、ユーロ圏の債務は「危険水域」に入ったとの認識を示し、域内銀行の国債へのエクスポージャーを制限すべきだと訴えた。

総裁はフランクフルトの会議に向けた講演原稿で、「ユーロ圏はすでに危険水域に入っている。少なくとも、公的債務(の対域内総生産比率)が91%で社債が105%であることを踏まえるとそうだ」と指摘。

「ソブリン債は資本に裏付けられる必要があり、各ソブリン債に対するエクスポージャーは制限されるべきで、民間債務についても同様のことが言える」と述べた。

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