賃上げ率2.36%、ベアは0.6%弱に=連合第2回集計 

2015年3月27日(金)12時13分

[東京 27日 ロイター] - 連合が26日発表した今年の春闘の第2回集計によると、定期昇給とベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ率は全体で2.36%(1227組合ベース)となった。300人未満の中小企業では2.19%だった。

また、定期昇給とベアが明確に区分できる734組合ベースでは、ベアは0.65%。うち、300人未満の中小企業は0.58%となった。

一般的に、定期昇給分は1.8%程度と見られており、賃上げ率2.36%を前提とすると今年のベースアップは0.56%となる計算だ。昨年の春闘は定期昇給込みで2.2%、ベアは0.4%だった。

連合によると、今後夏ごろまでに順次決着していく中小企業などを織り込んで集計を重ねていくごとに、例年賃上げ率は低下していくため、最終的には今回より低めの賃上げ率に落ち着く見通し。

(中川泉 編集:石田仁志)

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