中国の1─2月工業部門利益は‐4.2%、2012年以来最大の減益率

2015年3月27日(金)13時34分

[北京 27日 ロイター] - 中国国家統計局が27日発表した1─2月の工業部門企業利益は、前年同期比4.2%減の7452億元(1199億1000万ドル)だった。減益率は1─2月としては、2012年に記録した5.2%以来最大となった。

ただ、昨年12月の8%減からは減少幅は縮小した。

統計局は毎年、旧正月(春節)休みによる歪みを調整するため、単月ではなく1月と2月を合わせたデータを公表している。

統計局の当局者は、原材料購入価格が5.5%下落し、企業のコストは5640億元減少したが、一方で工場渡し価格の4.6%下落に伴い収入が7330億元減少し、純利益は1690億元縮小したと明らかにした。

その上で「1─2月の減益率は12月から3.8%ポイント低下し、第4・四半期からの減益加速傾向に変化がみられた」と語った。

鉱山部門の利益は62.6%減小した。一方、電気・火力・ガス・水道供給部門の利益は29.8%拡大した。

*情報を追加しました。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ