4月の独GfK消費者信頼感指数は13年半ぶり高水準、所得期待改善

2015年3月26日(木)16時46分

[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが発表した4月の独消費者信頼感指数は10.0と2001年10月以来の高水準となった。所得が増えるとの期待が高まった。

前月の9.7から上昇しロイターがまとめた市場予想の9.8も上回った。

GfKのアナリストは「ドイツの消費者はこれまで以上に楽観的になっている」と指摘した。

GfKの景気期待指数は36.8と2014年7月以来の高水準となった。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和によりユーロが下落し、ドイツの輸出業者に有利な状況になっていることが要因。

購買意欲を示す指数は63.0と約8年ぶりの高水準だった。労働市場が堅調なことや、超低金利により貯蓄意欲が低下していることが背景にある。

GfKはギリシャをめぐる問題による心理の悪化はまだ見られないとしながらも、ギリシャがユーロ圏から脱退すれば「独経済は大きな打撃を受ける可能性がある」との見方を示した。

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