UBS、ウェルスマネジメント事業のアジア比率上昇へ=CEO

2015年3月26日(木)16時32分

[北京 26日 ロイター] - スイスの金融大手UBSのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は、アジア太平洋事業が今後急成長し、向こう10年以内に同行が運用する資産の最大30%を占めるまでになる、との見通しを明らかにした。最近行われたロイターとのインタビューで述べた。

UBSのウェルスマネジメント部門は、2014年末時点でおよそ2兆0400億ドルを運用。その半分は米大陸が占めている、という。

CEOは「アジア事業が(当行の総運用資産に占める割合が)現在の10%から30%に近くなったとしても、意外ではない」と述べた。

UBSのアジア太平洋地域での成長は中国が主導しそうだ。UBSの直近の金融報告書によると、日本を含むアジア太平洋地域からの新規の資金流入額は過去4四半期、ネットベースで267億スイスフラン(278億4000万ドル)に上った。米大陸は100億ドルだった。

CEOは「中国事業は、収益性や規模という点で見て、非常に大きなビジネスであり、非常に重要なビジネスでもある」との認識を示した。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ