ドル下落、弱い米耐久財受注が重し=NY市場

2015年3月26日(木)07時09分

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して下落した。3月のドイツIFO業況指数が良好だった一方、2月の米耐久財新規受注が市場予想を下回り、ポジション調整でドルが売られた。

2月の耐久財新規受注で、非国防資本財から航空機を除いたコア受注は前月比1.4%減で、1月の数字も0.5%増から0.1%減に下方修正された。

ユーロ/ドルは指標発表後、1.10145ドルに上昇後、終盤の取引で0.34%高の1.09610ドルとなっている。ドル/円は終盤0.2%安の119.495円。またドルの主要6通貨に対するドル指数は直近0.25%安の96.942。

エバーバンク・ワールド・マーケッツの社長、クリス・ガフニー氏は「市場の動きは指標次第となっている。今日もさらにドル買い持ちポジションが巻き戻される実例だ」と指摘した。

ドルは4月3日に発表される米3月雇用統計まで、現行の取引レンジ内で推移するとの見方がある中、メルク・インベストメンツの社長兼最高投資責任者のアクセル・メルク氏は「ドルの買い持ちとユーロの売り持ちポジションの行き過ぎ度合いによっては、相場の変動が激しくなる恐れもある」との見方を示した。

ドル/円    終値   119.48/51

始値   119.43/46

前営業日終値   119.75/77

ユーロ/ドル  終値   1.0969/72

始値   1.0993/94

前営業日終値   1.0923/25

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