ドル高によるインフレ抑制、影響一時的=シカゴ連銀総裁

2015年3月26日(木)00時02分

[ロンドン 25日 ロイター] - エバンズ米シカゴ地区連銀総裁は25日、最近のドル高は輸入価格の押し下げを通じてインフレ率を抑制するものの、影響は一時的との見方を示した。ロンドンで開催された会議で述べた。

「ドルがどのように変動しても、その後、一定の安定した水準に落ち着き、輸入物価の変化も反転する」とし、「それは一時的であり、その時点では通常の米金融政策がインフレに与える影響のほうがより重要になる」と語った。

一方で、ドル高は輸出業者など、米経済の一部の部門には課題を突き付けているが、エネルギー価格の低下は消費者や企業に一定の恩恵をもたらしていると指摘。「ドルは強くなっており、一部では課題となるが、エネルギー価格は消費者や多くの企業に恩恵を与えている」と述べた。

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