フランス企業景況感指数、3月は約3年ぶり高水準

2015年3月25日(水)18時10分

[パリ 25日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が25日発表した3月の企業景況感指数は96と、2月の94から上昇し、2012年4月以来約3年ぶりの高水準を記録した。注目度が高い製造業の景況感指数は99と、前月の100から若干低下。市場予想と一致した。

両指数ともに長期平均は100。

IHSグローバル・インサイトのアナリスト、ディエゴ・イスカロ氏は「企業景況感の改善は歓迎される結果で、フランスの経済活動が第1・四半期に加速したというわれわれの見方を裏付ける内容だ」と指摘。その上で「企業は経済見通しに関して比較的慎重な姿勢を維持するとみられる。景況感は今後数カ月間に緩やかな改善となるだろう」と述べた。

また、BNPパリバのエコノミスト、エブリン・ハーマン氏は「フランス経済が第1・四半期にやや改善したというわれわれの見解を支持する内容だ。第1・四半期の成長率は前期比0.3%と第4・四半期の0.1%から加速する見通しだ」と指摘した。

*内容を追加しました。

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