新生銀の当麻社長が退任、工藤常務が昇格

2015年3月25日(水)13時56分

[東京 25日 ロイター] - 新生銀行は25日、当麻茂樹社長が退任し、工藤英之常務執行役員が昇格するトップ人事を発表した。6月の定時株主総会後の取締役会を経て就任する。

旧第一勧業銀行出身の当麻社長は2010年、当時の八城政基社長兼会長の後を受けて、いすゞ自動車取締役から就任。不動産投資などに傾いていた同銀のビジネスモデルを、中堅・中小企業向け取引を強化する方向に舵を切った。

工藤氏は87年に旧第一勧業銀行に入行。その後、不動産ファンドのエートス・ジャパンなどを経て10年に新生銀に入行した。

公的資金注入行のりそなホールディングスやあおぞら銀行が今年夏にも完済する見通しの中、目途が立っていない新生銀をどのように立て直すのかが課題になる。

(布施太郎※)

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