米メルクのメラノーマ治療薬が目標達成、治験を停止

2015年3月25日(水)06時10分

[24日 ロイター] - 米医薬品大手メルクは24日、皮膚がんの一種であるメラノーマ(黒色腫)治療薬「Keytruda(キートルーダ)」について、独立の監視委員会が目標を達成したと判断したとして、広範な臨床試験を停止すると明らかにした。

キートルーダはブリストル・マイヤーズ・スクイブの「エルボイ(Yervoy)」など、従来の治療薬が効かない患者に向けた治療薬としてはすでに承認されている。

メルクによると、キートルーダを服用した患者は、エルボイを服用した患者に比べて、生存や症状の進行遅延で大きな改善が見られたと説明した。

当局がメルクの主張を認めれば、初めて治療を受ける患者向けにも同薬を販売することが可能になる。

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