欧州株式市場サマリー(24日)

2015年3月25日(水)04時41分

[24日 ロイター] - <ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数が反落し、17.99ポイント(0.26%)安の7019.68で取引を終えた。一時は約0.4%上昇の7065.08ポイントまで上昇し、取引時間中の過去最高値を更新したが、終盤になって失速した。

朝方発表された2月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比横ばいとなり、1989年の現行方式の統計開始以来、初めて伸び率がゼロとなった。原油や食品のほか、ラップトップコンピューターなどの価格が下落した。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は当面低金利を維持するとの見方が広がり、相場を押し上げた。

個別銘柄では建材販売大手ウルズリーが2.7%下落。上半期決算が市場予想を下回ったことが嫌気された。

<欧州株式市場> 反発して取引を終えた。朝方発表されたドイツとフランスの購買担当者景気指数(PMI)が底堅かったことが好感された。

FTSEユーロファースト300指数は4.12ポイント(0.26%)高の1604.36で取引を終えた。前週末につけた約7年ぶりの高値水準に迫った。DJユーロSTOXX50種指数は32.31(0.87%)高の3731.35だった。

ドイツの総合PMIは前月から上昇し、昨年7月以来の高水準となった。フランスの総合PMIは前月からやや低下したものの、2カ月連続で景気拡大と悪化の分かれ目となる50は上回った。

ドイツのクセトラDAX指数は0.92%上昇し、他の主要市場の株価指数をしのぐ伸びとなった。

一方、3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が11カ月ぶりの低水準となったことが嫌気され、STOXX欧州600鉱業株指数は1.16%下がった。

個別銘柄では、英・オランダ系資源大手リオ・ティントが2.0%、同業の英アングロ・アメリカンが1.8%下落した。

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