日産、インドで5000ドル以下のダットサン新型車投入を計画＝現地社長

［ニューデリー　２０日　ロイター］ - 日産自動車インド事業のギオーム・シカルド社長は２０日、同国で価格が５０００ドルを下回る「ダットサン」ブランドの新型車を１年半以内に投入する計画を明らかにした。

シカルド社長はロイターに対し、現在インドで販売するダットサン「ＧＯ」（最低価格３２万４０００ルピー／５１９３ドル）よりも低い価格に設定する方針とした。詳細な価格については踏み込まなかった。

サイズはダットサンＧｏよりも小さく、費用効果が高いとした。

アナリストは、新型車は「Ｇｏ」をベースにし、最低価格は４０００ドルを大幅に下回る可能性があると予想する。

インドの低価格車市場では、マルチ・スズキ・インディアの月間販売台数が３万台超と、首位に立っている。

日産自はインド自動車市場で約２％のシェアを占め、２０１４年４月１日以降の販売台数は６万２２００台。うち、ダットサンブランドは３分の１強となっている。

シカルド社長は、市場シェアについて「５％を達成することが必要。２０２０年、もしくはそれまでに達成したいと考えている」と語った。