英中銀、LIBORの代替指標を来年導入する計画

2015年3月19日(木)14時46分

[ロンドン 18日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は18日、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)に代わる指標を来年導入する方針を示した。

LIBORをめぐっては、不正操作を行ったとして銀行や証券会社が多額の罰金を支払う事態が相次ぎ、20カ国・地域(G20)の規制当局と中央銀行で構成する金融安定理事会(FSB)は昨年7月、デリバティブ(金融派生商品)取引向けに、LIBORに代わる指標を開発すべきと提言した。

作業グループは、最も適切でほぼリスクフリーのレート(RFR)を今年の第3・四半期までに設定するよう求められている。

英中銀のエグゼクティブ・ディレクター、クリス・サーモン氏は代替指標について「金利指標改革の重要な部分だと考えている」と語った。

また、ポンド翌日物金利加重平均(SONIA)をより強固にするため、約30行から翌日物預金取引のデータも収集するとした。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ