ギリシャの資金枯渇回避には欧州支援機関の協力必要=副首相

2015年3月19日(木)09時48分

[アテネ 19日 ロイター] - ギリシャのドラガサキス副首相は19日、流動性問題に直面していることを認め、資金の枯渇を回避するには欧州の支援機関の協力が必要との見方を示した。

ギリシャは2010年以降、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)から総額2400億ユーロの支援を受けている。ただ、債権者との関係が悪化するなか、今後数週間以内に資金が枯渇する恐れがある。

副首相は地元テレビで「責務をすべて果たしているにもかかわらず、2014年8月以降(援助)資金を受け取っていない」と述べた。

貸し手と合意することができなければ資金が枯渇するのか、との質問に対して、副首相は「当然、流動性問題に直面している。われわれが責務を果たすためには、欧州機関の十分な協力が必要だ」と訴えた。

一方、副首相は、ユーロ圏との交渉が決裂した場合でも、解散総選挙や国民投票を実施することは、現時点では想定していないと述べた。

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