ロシア工場閉鎖・「オペル」撤退、制裁で販売低迷

2015年3月19日(木)01時17分

[モスクワ 18日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は18日、ロシアのサンクトペテルブルク工場を閉鎖するとともに、同国での「オペル」ブランドの販売を終了すると発表した。これに伴い約6億ドルの特別費用を計上する。

サンクトペテルブルク工場は今年半ばまでに生産を終了する。また年内にロシアの自動車メーカーGAZ工場で行っていた「シボレー」の組み立ても停止するとした。

オペルブランドは今年12月までに市場から撤退する。今後は「キャデラック」や米国内で組み立てたシボレーの高級車に資源を集中する方針。

ウクライナ問題をめぐる西側諸国による制裁やルーブル安の影響でロシア経済は大きな打撃を受けており、同国の自動車販売は急減している。

GMのダン・アマン社長は「今回の決定により、長期的に極めて厳しい市場への大型投資を回避する」と説明した。

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