シティ、アルゼンチンのカストディ業務撤退へ

2015年3月18日(水)00時37分

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米シティグループは17日、アルゼンチンのカストディ業務からできるだけ早期に撤退する意向を明らかにした。

シティは米連邦地方裁判所に対し、アルゼンチン法に準拠した債務再編後の新債券保有者に対する利払い処理を行えるよう求めていたが、連邦地裁のトーマス・グリーサ判事は先週、シティの訴えを退けた。

またアルゼンチン政府はシティに対し、利払いを行わない場合、銀行免許の剥奪や刑事、民事上の制裁を加える構えを見せており、シティはこうした事情から撤退を決定したとしている。

撤退の具体的な方法はまだ決定されていないが、シティは顧客との取引の一部を売却、もしくは終了させる可能性があるという。

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