日産自がロシア工場の操業を16日間停止、販売低迷で

2015年3月17日(火)13時36分

[東京 17日 ロイター] - 日産自動車は17日、ロシアのサンクトペテルブルグ工場の操業を今月16日から31日まで停止することを明らかにした。 ロシア経済の落ち込みにより現地での販売が低迷しているため、生産調整を実施する。

日産自広報によると、現地での期間従業員も契約を更新しないという。同工場ではSUV(スポーツ多目的車)の「エクストレイル」や「ムラーノ」、「パスファインダー」などを生産。同社は長期的な投資先としてロシアを重要な市場と位置付け、同工場の年間生産能力を従来の倍増となる10万台に引き上げる計画を掲げている。

ロシア経済は、ウクライナ情勢をめぐる欧米諸国による対ロシア制裁、原油価格の大幅な下落、通貨ルーブル安などにより悪化している。2月のロシアでの新車販売は前年同月比38%減と大幅に落ち込んでいる。

(白木真紀、金昌蘭)

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ