上海自由貿易区で個人の海外投資承認へ、年内に試験制度導入

2015年3月17日(火)12時05分

[上海 17日 ロイター] - 上海市政府は2015年に、個人に海外投資を認める新たな試験プログラムである適格国内個人投資家(QDII2)制度を市内浦東地区にある自由貿易区に導入する方針。ウェブサイトで明らかにした。

市当局者によると、海外投資には不動産や外国株式などが含まれる可能性がある。

QDII2で中国の個人は投資多様化に向けた選択肢が広がるが、上海の自由貿易区に限定することで制度を利用できる人は限られるとみられる。

現在、個人が購入できる外貨は5万ドル相当が上限だが、市当局者はこれについて少な過ぎるとして自由貿易区で上限引き上げを検討する方針を示した。

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