ロンドン株反発、中国の安定成長期待で鉱業株買われる

2015年3月17日(火)04時00分

[ロンドン 16日 ロイター] - 週明け16日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が反発し、63.50ポイント(0.94%)高の6804.08で取引を終えた。世界最大の金属消費国の中国で安定した経済成長を期待できるとの見方から、鉱業株が買われた。

中国の李克強首相は15日、政策を駆使して経済成長を押し上げる余地が大いにあるとの考えを示した。これを受け、鉱業株指数は0.84%上昇した。個別銘柄では金鉱大手ランドゴールド・リソーシズや英豪系資源大手リオ・ティント、同BHPビリトンが1.3から2.0%上昇した。

小売テスコは3.7%上昇した。広告世界最大手のWPPグループが、テスコの顧客データ部門の株式の過半数を取得することを検討しているとの報道が好感された。

一方、アイルランドのセメントメーカーCRHは4.4%の値下がり。スイスのホルシムと仏ラファルジュの同業2社が合併に伴って売却する資産を取得することになっており、この日、ホルシムがラファルジュに合併交渉の停止を求めたことが嫌気された。

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