米住宅建設業者指数低下、供給面の要因で

2015年3月17日(火)01時07分

[ニューヨーク 16日 ロイター] - 全米住宅建設業者協会(NAHB)が16日発表した3月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は53となり、前月の55から低下した。

低下は3カ月連続で、56に上昇するとのエコノミスト予想に反して低下。ただ、業況感の改善と悪化の分岐点となる50は2014年6月以来上回っており、建設業者は業況は引き続き良好と見ていることが示されている。

NAHBのチーフエコノミスト、デービッド・クロウ氏は、「指数の低下はおおむね労働力不足などの供給面での要因によるものだった」と指摘。「こうした要因がなければ、雇用の持続的な伸びや住宅ローン金利の低下、需要の積み上がりなどを背景に、今年の住宅市場は堅調に成長していくと見ている」と述べた。

構成指数では、一戸建て住宅販売状況に関する指数が58と、前月の61から低下。低下は2カ月連続となる。

向こう半年の一戸建て住宅販売に関する指数は59と、前月から横ばい。潜在的な住宅購入者の動きに関する指数は37と、39から低下した。低下は3カ月連続となる。

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