中国が地方債発行で細則、期間1・3年の債券も許可

2015年3月17日(火)01時03分

[北京 16日 ロイター] - 中国財政省は、地方政府による債券発行に関する詳細規則を発表した。適切な価格設定を促し、消費者保護のため市場の透明性向上を確実にすることが狙い。

規則では、地方政府は期間1、3、5、7、10年の一般債券の発行が可能。だが特定の期間の債券発行額が全体の30%を超えることはできない。従来は期間5、7、10年の債券発行しか認められていなかった。

調達資金は福祉関連事業に振り向け、地方政府が返済義務を負うとしている。

地方政府は債券発行や財政、既存債務などに関する情報を提供する必要がある。また地方政府は、年金基金や保険会社などの機関投資家と、個人投資家の双方の資金を呼び込むべきとした。

地方政府は今年、地方債市場の発展に向けた試験プロジェクトに基づき、5000億元(798億5000万ドル)の債券発行が可能になる見込み。

また財政省は地方政府に対し、最大1兆元まで高金利債務を低金利の債券に交換することを認めている。

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