長い間の賃上げ凍結、消費心理の足引っ張ったと反省=JEMA会長

2015年3月13日(金)17時58分

[東京 13日 ロイター] - 日本電機工業会(JEMA)の中西宏明会長(日立製作所会長)は13日の記者会見で、電機大手が賃金を一律に引き上げるベースアップ(ベア)に前向きな姿勢を示していることについて「経済成長のベースとして、長い間賃上げが凍結されてきたという現状は、確かに消費マインドの足を引っ張っていた要因ではないかという反省はある」と述べ、賃金の伸び悩みが個人消費拡大の足かせになっていたとの認識を示した。

その上で、経済の前向きな循環を実現するために「社会全体でしっかり工夫していくことが必要だ」と語った。

2015年の春闘は18日の集中回答日に向け、労使交渉が大詰めを迎えている。

(志田義寧)

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ