米J&Jが英GSK提訴、アレルギー薬広告が虚偽と主張

2015年3月13日(金)09時25分

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は12日、英製薬グラクソ・スミスクライン(GSK)が虚偽の広告で市場シェアを拡大しようとしているとして同社を提訴した。

J&J子会社のマクニールPPCとマクニール・コンシューマー・ヘルスケアは、マンハッタンの連邦地裁で訴えを起こした。

これによると、GSKはアレルギー症状が増える季節を前に抗アレルギー点鼻薬「フルナーゼ」の効用に関し虚偽の宣伝をし、マクニールの「ベナドリル」と「タイレノール」の売り上げに影響が出たという。

訴状によると、同社のテレビコマーシャルではフルナーゼが「ナンバーワン」のアレルギー薬を上回るとうたっているが、その薬品の名前は特定していない。さらに、アレルギーの6つの症状を抑えると説明しているが、研究による実証はされていないという。

GSKの広報担当者は、訴えの内容を調査していると述べた。J&Jの担当者はコメントを控えた。

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