中国国際決済システム、早ければ9月にも始動へ=関係筋
2015年3月9日(月)16時37分
[香港 9日 ロイター] - 中国国際決済システム(CIPS)の準備が整い、早ければ9月か10月にも始動する可能性がある。関係者がロイターに対し明らかにした。
CIPSは、人民元の国際的なやり取りを仲介するシステム。人民元取引が容易になることから、元の国際化につながると見られている。
事情に詳しい銀行関係者の1人は「CIPSの準備が整った。中国当局は試験運用のため、20行の銀行を選定した。13行は中国の銀行で、残りは外国銀行の子会社だ」と述べた。「試験運用などの結果にもよるが、9月か10月にも正式に始動する」との見方を示している。
中国人民銀行(中央銀行)のコメントは現時点で得られていない。
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