QQE推進で景気の前向き循環続き、格差は埋まる=中曽日銀副総裁
2015年3月9日(月)14時07分
[松山市 9日 ロイター] - 中曽宏日銀副総裁は9日、松山市内で記者会見し、量的・質的金融緩和(QQE)の推進で景気の前向き循環が続き格差は埋まるとの認識を示した。
主な発言は以下の通り。
─貸出支援制度拡充の詳細は3月会合で決定、制度活用で地域経済の活性化期待
─為替相場はファンダメンタルズ反映し安定推移が望ましい
─QQEは為替相場が目的ではない、G20方針と整合的
─円安の影響は経済主体によって異なる
─2%物価目標達成は道半ば
─QQE推進で景気の前向き循環続き、格差は埋まる
─2%の物価目標達成に道筋順調
─適切な手段を常に考えていくことがプロの責務=金融政策で
─金利低下・イールドカーブフラット化、意図した政策効果
─これまでのところ、国債市場の流動性が大きく低下していることはない
─先々の国債買い入れに支障きたすような事情ない
─市場との対話を十分にやり、今後も市場動向を注視
─国全体として、財政信認の確保は大変重要
─政府の財政再建に向けた取り組みに期待
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