中国M2伸び率、目標達成にこだわるべきではない=人民銀総裁

2015年3月9日(月)08時54分

[上海 7日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は、マネーサプライM2伸び率目標は柔軟に捉えるべきであり、目標達成に過度にこだわるべきではないとの認識を示した。政府系紙の上海証券報が伝えた。

同紙によると、総裁は6日、記者団に対し、M2は経済の状況を評価する上で有用な指標だと指摘しつつ、経済情勢の変化を受けて、M2とマクロ経済コントロール効果、インフレ、経済成長の関連は薄くなったと説明。雇用や経済成長、インフレといったその他の指標が経済の実態を測る上でより重要だとした。

中国は開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、今年のM2伸び率を12%とする目標を公表した。昨年の目標は13%で、実績は12.2%だった。

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