訂正:NY市場サマリー(6日)
[6日 ロイター] - <為替> 市場予想を上回る米雇用統計を受けて、ドルが全面高となった。米連邦準備理事会(FRB)の利上げが近づいているとの観測が高まった。
発表を受け、円
ユーロ/ドル
<債券> 朝方発表された2月の雇用統計が好調だったことで連邦準備理事会(FRB)が6月にも利上げに踏み切るとの観測が裏付けられ、国債利回りが急上昇した。
終盤の取引で30年債
1日の変動としては30年債利回りは2013年7月以来、10年債利回りは同年11月以来の大きな上昇となった。2─7年債の利回りも約1カ月ぶりの大きな上昇となった。
<株式> 急反落して取引を終えた。朝方発表された2月の米雇用統計が底堅く、連邦準備理事会(FRB)による利上げ時期が予想より早まるかもしれないとの警戒感が広がった。金利上昇局面では相対的に投資対象としての魅力が薄れるとして、公益事業や不動産投資信託に売りが目立った。S&P500種は週間でもマイナスで2週続落となった。
S&Pダウジョーンズ・インデックスは6日、時価総額が米企業で最大のアップルを、今月中旬からダウ工業株30種に組み入れると発表した。代わりに通信大手AT&Tが外れる。アップル株は0.15%上昇し、AT&Tは1.5%下落した。
<金先物> 米雇用統計の改善を受けた売りが加速し、大幅続落した。4月物は、前日終値比31.90ドル安の1オンス=1164.30ドルと、中心限月の終値としては2014年11月13日(1161.50ドル)以来約4カ月ぶりの安値で取引を終了。下落はこれで5日連続となった。2月の雇用統計を受けて市場に早期利上げ観測が広がり、金相場は一段安となった。また、外国為替市場でドル高が進行し、ドル建てで取引される金に相対的な割高感が生じたことも、金相場を圧迫した。
<米原油先物> ドル高による割高感を背景に売りが優勢となり、続落した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物は前日終値比1.15ドル(2.27%)安の1バレル=49.61ドルと、中心限月引値ベースで3月2日(49.59ドル)以来4営業日ぶりに50ドルを割り込んで終了。5月物は1.08ドル(2.06%)安の51.47ドルで引けた。2月の雇用統計が雇用情勢の持続的な回復を裏付けたため、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ警戒感が広がり、為替市場では一段とドル高が進行。ドルは対 ユーロで約11年半ぶりの高水準に上伸したため、ドル建てで取引される原油相場に割高 感が強まった。
*7日配信の記事で、<債券>記事中の「低下」を「上昇」に訂正します。
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