ニューズウィーク日本版

FTSEユーロファースト小幅高=欧州株式市場

2015年3月7日(土)05時01分
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[パリ 6日 ロイター] - 6日の欧州株式市場はFTSEユーロファーストが小幅上昇して取引を終えた。欧州連合(EU)が中国と台湾から輸入されたステンレス鋼板に反ダンピング(不当廉売)関税を課すと報じられたことから、関連銘柄が値上がりした。

FTSEユーロファースト300指数は1.31ポイント(0.08%)高の1570.79で取引を終えた。一時は約7年ぶりの高値をつけた。週間では約0.5%高で、5週連続の上昇となった。

一方、DJユーロSTOXX50種指数は0.59(0.02%)安の3617.62だった。

EUは冷間圧延ステンレス鋼板の輸入について、中国製に約25%、台湾製に約12%の反ダンピング課税を計画している。欧州鉄鋼協会が昨年5月に不当廉売されていると申し立てていた。

EUの動きを受け、フィンランドの鉄鋼会社オウトクンプは17.9%、スペインのステンレス大手アセリノックスが6.0%、ルクセンブルクの鉄鋼メーカー、アペラムは9.9%値上がりした。

EPFRグローバルのデータによると、今週1週間で欧州市場の株式と債券ファンドには60億ドルが流入した。欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和導入を発表した1月下旬からの流入額は計350億ドルとなっている。

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