ロンドン株反落、鉱業株に売り
2015年3月7日(土)04時58分
[ロンドン 6日 ロイター] - 6日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が反落し、49.34ポイント(0.71%)安の6911.80で取引を終えた。鉱業株の売りが全体水準を押し下げた。
朝方発表された2月の米雇用統計が市場予想を上回る内容だったことで米国の利上げが強く意識され、金価格は約2カ月ぶりの安値をつけた。米国の金利が上昇することが見込まれ、金利が付かない金の魅力が減ったためだ。
これを受け、金・銀生産のフレスニロと金鉱大手ランドゴールド・リソーシズはそれぞれ5%超の下落となった。
鉄鉱石の価格も下落し、鉱業株が広範に売られた。
一方、エンジニアリング大手ウィアー・グループは4.3%上昇した。ここ数カ月の株価下落で買収観測が浮上していることが材料視された。
旅行会社トーマス・クックは24.5%の急騰。同社の株式の5%を中国のコングロマリット、復星国際が買収したことが好感された。
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