ECBがGDP予想上方修正、インフレ率0%に引き下げ

2015年3月6日(金)01時20分

[ニコシア 5日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は5日、ユーロ圏経済に関するスタッフ予想を発表した。2016年までの域内総生産(GDP)伸び率を上方修正、今年のインフレ率見通しは0%に下方修正した。

石油価格の急落やユーロ安などの影響を反映させた。昨年12月時点の見通しは、原油相場が底を打つ前にまとめられた。

ドラギ総裁は理事会後の記者会見で「ユーロ圏の経済見通しには依然下振れリスクがあるが、最近の金融政策決定や石油価格下落を受け、リスクは低下している」と述べた。

今年のGDP見通しは1.5%、12月予想の1.0%から引き上げた。16年は1.9%、12月予想の1.5%から上方修正した。

17年は2.1%と見通した。

今年のインフレ率見通しは0.0%と、12月予想の0.7%から引き下げた。16年は1.5%、12月予想の1.3%から引き上げた。17年はECB目標近辺の1.8%と予想した。

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