ロンドン株3日続落、買収観測しぼみS&Nに売り

2015年3月4日(水)05時09分

[ロンドン 3日 ロイター] - 3日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数が3営業日続落し、51.51ポイント(0.74%)安の6889.13で取引を終えた。買収期待がしぼんだ医療機器のスミス・アンド・ネフュー(S&N)が売られ、全体水準を押し下げた。

S&Nは5.7%下落した。同社に対して買収案を提示するとの見方が広まっていた米同業のストライカーが自社株買いの計画を発表し、買収観測が後退した。

銀行大手バークレイズは3.2%値下がりした。2014年の通期利益は、経費削減が奏功して12%増えたが、外国為替相場の不正操作疑惑をめぐる罰金や訴訟費用を見越し、7億5000万ポンド(11億5000万ドル)を引き当てたとしたことが売り材料となった。

スイスの商品取引・資源大手グレンコアは3.1%の下落。2014年の通年決算で商品価格の下落による11億ドルの評価損を計上したほか、実質利益が2%減ったことが嫌気された。

  • 1/1

今、あなたにオススメ

今、あなたにオススメ