バンコク6週間ぶり安値、休場控えPTTに売り=東南アジア株式

2015年3月4日(水)02時02分

[バンコク 3日 ロイター] - 東南アジア株式市場は、バンコク市場のSET指数が下落し、終値で約6週間ぶり安値で引けた。主要株の国営タイ石油会社(PTT)が配当落ちとなったことが背景。

一方、マニラ市場の主要株価指数は、通信大手フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォン(PLDT)が弱めの業績見通しを受けて下落したことで、高値水準から後退した。

バンコク市場のSET指数は1.22%安の1562.84と、終値としては1月22日以来の安値で引けた。時価総額で最大のPTTは2.9%安で終了した。4日の休場を控え、持ち株を減らした。通信のジャスミン・インターナショナルなど最近上昇していた銘柄に売りが出た。

マニラ市場の主要株価指数PSEiは序盤での上昇分の大半を消し、0.03%高の7776.51で取引を終えた。

時価総額で第2位のPLDTは序盤で上昇したが、0.06%安で引けた。同社はこの日、2015年の純利益が3年連続で減少するとの見通しを示した。

ジャカルタ市場の総合株価指数は0.06%安の5474.619で終了。前日は終値での過去最高値となる5477.83を付けていた。証券取引所のデータによると、国営マンディリ銀行や国営ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)など大手銀行株は国内投資家による売りで下落した。

シンガポール、クアラルンプール、ホーチミンの3市場は、アジアの序盤のポジティブな地合いの中を上昇。

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