1月独小売売上高は前月比+2.9%、2008年1月以来の大幅増

2015年3月3日(火)18時49分

[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した1月の小売売上高は、実質ベース(日数・季節調整済み)で前月比2.9%増加した。2008年1月以来の大幅増で、増加率はロイターがまとめた予想の0.4%を上回った。予想の上限は1.1%増だった。

ベレンベルグ銀行のシニアエコノミスト、クリスチャン・シュルツ氏は「低水準の石油価格、健全な賃金の伸び、低金利環境、リスクの後退が重なり、ドイツの小売業者は今年、極めて力強いスタートを切れた」と述べた。

2015年は個人消費が成長を主にけん引する見通しだと指摘。第1・四半期には前期比の成長率をわずか0.3%と見込んでいるものの、このペースが続けばその見通しが上振れする可能性があるとの見方を示した。

小売売上高は前年比で5.3%のプラス。2010年6月以来の大幅増となった。ロイター予想は同2.7%増で、予想の上限は4.0%増だった。

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