車両登録更新にリコール修理を義務付け、米上院議員が法案提出

2015年3月3日(火)11時55分

[ワシントン 2日 ロイター] - 米民主党の上院議員エドワード・マーキー氏とリチャード・ブルーメンソール氏は2日、車両登録を更新する前に、リコール(回収・無償修理)対象箇所の修理を終えることを義務付ける法案を提出した。

米国では米ゼネラル・モーターズ(GM)のイグニッションスイッチ(点火スイッチ)やタカタのエアバッグの欠陥が、数百万台のリコールにつながっている。

両議員は法案について、多数のリコール対象車が修理されないまま使用されている状況に対処するものだとしている。

2014年の米自動車業界のリコール対象車は約6400万台だったが、両議員によると、このうち3分の1は18カ月経過した後も修理されていないことが調査結果で示されているという。

法案は、州当局に対し、車両登録の更新通知を所有者に郵送する際に必要な修理箇所を知らせることを指示。登録更新前の修理完了を義務付ける。

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