TPP交渉は早期妥結へ努力、聖域守るよう全力=林農水相
2015年3月3日(火)10時20分
[東京 3日 ロイター] - 林芳正農林水産相は3日、閣議後の会見で、環太平洋連携協定(TPP)交渉で、全体の日程が当初予定より遅れているのではないかとの見方に対し、「事務レベルで詰めるべき問題が残されている。早期妥結に向け、引き続き各国とともに努力していきたい」と述べた。
さらに「(重要5品目の聖域を確保するとした)衆参両院の農林水産委員会決議が守られたと評価いただけるよう、政府一体となって全力を尽くしたい」とした。
TPPの首席交渉官会合は、9日から15日にかけてハワイで開催される。
また同相は、国から補助金を交付された企業2社から献金を受けていたことについて質問され、「政治資金収支報告書に記載の通り」として受領の事実を認めた。ただ、それらの企業が補助金を受けていた事実は「昨日、問い合わせを受けるまで知らなかった」とした。返金などの対応については事実関係を調べ、その結果を踏まえて対応したいと答えた。
(宮崎亜巳)
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