トヨタ、2015年は西・中欧で販売増加の見通し=欧州社長

2015年3月3日(火)07時41分

[ジュネーブ 2日 ロイター] - トヨタ自動車の欧州部門トヨタモーター・ヨーロッパのディディエ・ルロワ社長は2日、西・中欧で今年自動車販売が最大2.5%増加するとの見通しを示した。

ジュネーブ国際自動車ショーで記者団に語った。

また、ロシアとウクライナを含む東欧4カ国で、市場シェアおよび利益率を維持すると予想した。ただ「ロシア経済の見通しは極めて厳しい」と述べ、今年のロシアの自動車販売が28%程度落ち込むと見込んだ。

トヨタの2014年欧州自動車販売は前年比4.8%増の88万8000台だった。同社が対象とする欧州市場には、イスラエルとトルコを含む56カ国が入っている。

ルロワ氏は、欧州における現地生産比率を向こう3年で販売台数の75%にまで引き上げる方針も明らかにした。

トヨタの次の課題である燃料電池車の普及について同氏は、必要なインフラがどれだけ利用できるか、またそうしたインフラの利用料金を手ごろな水準にしていけるかにかかっていると指摘。2020─25年まではニッチ(隙間)の分野にとどまる可能性が大きいと付け加えた。

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