欧州株式市場サマリー(2日)

2015年3月3日(火)04時56分

[2日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 小幅安で取引を終えた。FT100種総合株価指数は一時約0.3%高の6974.26ポイントまで上昇し、取引時間中の過去最高値を更新したが、取引終盤にかけてコモディティ株が売られマイナス圏に転じた。

世界最大の金属消費国である中国が週末に利下げを発表したことで、鉱業株は序盤に値を上げた。その後、利上げの背景にある中国経済の減速が意識されて、銅価格が下落。鉱業株も連れ安となった。

個別銘柄では、石油・ガス生産のタロー・オイルが7.7%下落した。コートジボワールとガーナの両国の海上境界線をめぐる争いで西アフリカ沖の事業に遅れが生じると懸念された。タロー・オイルの時価総額は2億ポンド(約3億800万ドル)以上減少。FT100種の構成銘柄から外される可能性がある。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。ギリシャの債務問題への懸念から同国の銀行株が売られたほか、原油価格の下落でエネルギー関連株にも売りが集中した。

FTSEユーロファースト300指数は2.93ポイント(0.19%)安の1560.59で取引を終えた。

DJユーロSTOXX50種指数は7.91(0.22%)安の3591.09だった。

アルファ銀行、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)とピレウス銀行は10.0%から11.8%の下落。ギリシャの銀行株指数は9.91%下げた。

北海ブレント原油はこの日3.9%下落し、STOXX欧州600石油・ガス株指数は1.45%低下した。

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