量的緩和、景気押し上げ効果持続=米FRB副議長

2015年2月28日(土)05時13分

[ワシントン 27日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は27日、FRBの量的緩和策について、長期金利の上昇を抑え、雇用も促進するなど、景気浮揚効果を発揮し続けているとの認識を示した。

会合で発言した。同氏は、約4兆2000億ドル相当の債券や証券を現在までに保有、再投資することで、10年債利回りを最大110ベーシスポイント(bp)抑制し、失業率を1.25%ポイント押し下げたと複数の研究で示されたと語った。

同氏は、大規模なバランスシートは利上げを行う上で課題となるが、新たな正常化手段はおおむねうまく機能しているとの認識を示した。

同氏はその後CNBCで、利上げ時期について「年内のある時点」との見通しを語った。

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