TPP交渉、年央までの妥結必要=ニュージーランド貿易相

2015年2月26日(木)17時27分

[ウェリントン 26日 ロイター] - ニュージーランドのグローサー貿易相は26日、環太平洋連携協定(TPP)の交渉が大詰めを迎えているとの認識を示す一方、年央までに妥結する必要があると指摘した。

TPP合意について、最終的な形が明確になりつつあるものの、難しい課題を決着させる重大な局面が近づいているとの見方を示し、「年央までに妥結するか、オバマ米政権の手に負えない方向に交渉がそれるかのどちらかだ」と述べた。米国で大統領選挙に向けた動きが加速すれば、TPPの注目度が低下するだろうと述べた。

グローサー貿易相はまた、TPP交渉を妥結させるためには、日米の合意と、オバマ政権に通商交渉権限を委ねる貿易促進権限(TPA、通称ファストトラック)が極めて重要だとの認識を示した。同相は日米2カ国の交渉が前進していると理解しており、その結果が全体の合意を形づくると述べた。

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