米国株はアップル売られナスダックとS&P反落、ダウ最高値更新
[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日の米国株式市場はダウが続伸し最高値を再び更新したものの、米アップルに利食い売りが出たことで、ナスダック総合とS&P総合500種は反落した。
ダウ工業株30種は15.38ドル(0.08%)高の1万8224.57ドル。
ナスダック総合指数は0.98ポイント(0.02%)安の4967.14。
S&P総合500種は1.62ポイント(0.08%)安の2113.86。
アップルは2.6%安の128.73ドルで取引を終えた。
リバティビュー・キャピタル・マネジメントのリック・メクラー社長はアップルについて「ヘッジファンドが大きく手掛けている銘柄」と指摘、同社の株価はこのところ大幅に値上がりしていただけに「短期売買を仕掛ける市場参加者の間で、ある程度の利益確定の動きが生じる可能性は常にある」と述べた。
ヒューレット・パッカード(HP)は9.9%安。四半期決算で全部門の売上高が低調だったうえ、通期の利益見通しがアナリスト予想を下回った。
ディスカウントストアのターゲットは0.3%高。四半期決算で既存店売上高と利益が予想を上回る水準だった。
ディスカウント衣料小売りのTJXは四半期決算の発表を受けて3.3%高となった。
セクター別では一般消費財株が買われ、マクドナルドは3.9%高。S&P一般消費財株指数は0.8%上昇した。また原油相場の上昇を好感してエネルギー関連株が買われ、S&Pエネルギー株指数は0.4%上がった。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は下院で証言したが、利上げ時期の手掛かりはほとんど示されなかった。一方、1月の米新築1戸建て住宅販売が市場予想より小幅な減少にとどまったことは、株式相場の支援材料となった。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約62億株で、今月これまでの平均である68億株を下回った。
騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1697で下げ1359(比率は1.25対1)、ナスダックが上げ1473で下げ1233(1.19対1)だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
終値 18224.57(+15.38)
前営業日終値 18209.19(+92.35)
ナスダック総合
終値 4967.14(‐0.98)
前営業日終値 4968.12(+7.15)
S&P総合500種
終値 2113.86(‐1.62)
前営業日終値 2115.48(+5.82)
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