欧州株反落、企業決算まちまち

2015年2月26日(木)04時56分

[パリ/ロンドン 25日 ロイター] - 25日の欧州株式市場は反落して取引を終えた。この日発表の企業決算がまちまちの結果となったことで、相場は過去最高値圏からやや下落した。

FTSEユーロファースト300指数は1.49ポイント(0.10%)安の1541.80で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数は5.32(0.15%)安の3541.78だった。

英エンジニアリング大手ウィアー・グループは、石油・ガス業界の先行き不透明感から2015年の収益が大幅に減るとしたこと嫌気され、株価が8.7%下落した。

フランス鋼管メーカーのバローレックは6.7%下落した。石油関連の受注が減り、15年に人員を1400人削減すると発表したことが嫌気された。

欧州中央銀行(ECB)による量的緩和への期待から、1月以来約30%値上がりしていた自動車株やイタリアの銀行株には、利益確定の売りが集中した。

一方、欧州2位の保険会社、フランスのアクサは2.6%上昇した。14年の純利益が12%増え、今年の経費削減目標の達成にも自信を示したことが好感された。

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