ドル下落、FRB議長「利上げ急がず」=NY市場

2015年2月26日(木)02時38分

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 25日中盤のニューヨーク外為市場は、ドルが主要通貨に対して下落した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で、利上げを急がない姿勢を示したことで、投資家はドル買いポジションを解消した。

イエレン議長は、連邦公開市場委員会(FOMC)の声明から「忍耐強く」との文言を外す時期について、新たな手がかりを与えるような発言を控え、文言変更が必ずしも直近の利上げを意味するわけではないと強調した。発言がハト派的と受け止められ、米国の2年債利回り< US2YT=RR>は約2週間ぶりの低水準をつけ、ドルも連れ安となった。

主要6通貨に対するドル指数は0.21%低下の94.290だった。

ドル/円は0.1%安の118.845円で取引された。

ポンド/ドルは、約8週間ぶりの高値となる1.5538ドルをつけた後、0.3%高の1.5496ドルとなった。

ギリシャ金融支援の4カ月延長が承認されたことで、ユーロはドルに対して2日続伸した。ユーロ/ドルは0.2%高の1.13575ドル。ユーロ/円は0.06%高の135.015円だった。

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