アジア株式市場サマリー(25日)

2015年2月25日(水)21時06分

<中国・香港株式市場> 春節(旧正月)の休場明け25日の中国株式市場は反落して取引を終えた。休場前に7営業日続伸していたことから、一部で利食い売りが出た。

HSBC/マークイットの2月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は市場予想を上回ったものの、投資家はこれには反応薄で、中国人民銀行(中央銀行)が休場中に追加利下げしなかったことへの失望から売りが優勢になったとみられる。

香港株は小幅反発。前場までの上昇分の大半を取り消す展開となった。堅調な2月の中国製造業PMI速報値は材料視されなかった。

<東南アジア市場> インドネシアのジャカルタ総合株価指数とフィリピンの主要株価指数PSEiが最高値を記録した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が、利上げを急がない姿勢を示唆したことに支援された。

タイのSET指数は17日以来の終値安値で終了。現地紙報道によると、同国通信規制当局は第4世代(4G)移動通信の入札延期方針を認めた。これを受け、通信株が軟調となった。

<ソウル株式市場> 続伸し、5カ月ぶり高値をつけた。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は前日の議会証言で、利上げ時期を明確には示さなかった。2月の中国製造業PMIが50.1と、4カ月ぶりの高い水準となったこともソウル株を支援した。

*内容を追加して再送します。

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