米HP11─1月期は4.7%減収、ドル高が通期見通しに影

2015年2月25日(水)08時14分

[24日 ロイター] - 米ヒューレット・パッカード(HP)が発表した第1・四半期(2014年11月─15年1月)決算は、売上高が4.7%減の268億4000万ドルとなった。エンタープライズサービス部門が11%の減収だった。

純利益は13億7000万ドル(1株あたり0.73ドル)となり、前年同期の14億3000万ドル(同0.74ドル)から減少した。特別項目を除いた1株あたり利益は0.92ドルだった。

トムソン・ロイター・エスティメーツによると、アナリスト予想平均は1株あたり利益が0.91ドル、売上高が273億4000万ドルだった。

HPはまた、2015年10月通期決算について、1株あたり調整後利益が3.53─3.73ドルになりそうだと発表。アナリスト予想平均の3.95ドルを下回った。

ドル高が響き、メグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)は声明で「2015会計年度への影響は11月に想定していたよりも大幅に拡大しそうだ」と指摘した。2014年10月通期でみると、同社は売上高の約3分の2を米国以外で稼いでいる。

これらの発表を受け、HP株は24日、時間外取引で6.5%下落した。昨年10月の分社化発表から今月24日通常取引終了までに、同株は9.3%値を上げていた。

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