オバマ米大統領、「キーストーンXL」法案に拒否権発動
2015年2月25日(水)14時51分
[ワシントン 24日 ロイター] - オバマ米大統領は24日、上下両院が可決した原油パイプライン「キーストーンXL」の建設を承認する法案について、拒否権を発動した。
上院のマコネル共和党院内総務は対抗姿勢を表明したが、拒否権を覆すには賛成票が4票足りないため、今回は廃案となる公算が大きい。
キーストーンXLはカナダのオイルサンドを米メキシコ湾岸の製油施設に運ぶ計画で、トランスカナダが建設を申請しているが、6年以上も棚上げされている。共和党は雇用創出につながるとして建設を求めているが、大統領は環境への影響を懸念して反対している。
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