欧州株式市場サマリー(24日)

2015年2月25日(水)04時41分

[24日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 反発。FT100種総合株価指数は一時6958.89ポイントまで上昇し、1999年12月30日につけた取引時間中の過去最高値を更新した。最終的に37.47ポイント(0.54%)高の6949.63で取引を終え、終値としても最高値を更新した。金属価格の上昇で鉱業株が買われ、全体水準を押し上げた。

鉱業株指数は3.21%上昇した。個別銘柄では、英・オランダ系資源大手BHPビリトンは6.2%上昇し、FT100種の中で最も大きく買われた。上期決算は31%の減益となったが、市場予想は上回っており買い安心感が広がった。

この日の定例議会証言で米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が、今後数カ月は利上げしないとしたことも相場を押し上げた。

<欧州株式市場> 続伸して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が定例の議会証言で利上げ開始まで数カ月はかかるだろうと述べたことが好感され、ドイツのクセトラDAX指数と英国のFT100種総合株価指数は過去最高値を更新した。

FTSEユーロファースト300指数は8.21ポイント(0.53%)高の1543.29と、2007年の年末以来となる高値で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数は27.52(0.78%)高の3547.10だった。

イエレン議長は議会証言で、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が会合ごとに利上げに関して状況を吟味していると述べる一方で、少なくとも今後2回の会合では金利引き上げはないとした。

ユーロ圏の財務相たちはこの日、4カ月の金融支援延長のためにギリシャが提出していた財政構造改革案を承認。ギリシャの銀行株に買いが集中し、ユーロバンク、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)、アルファ銀行、ピレウス銀行は16.0%から20.0%の値上がりとなった。ただ、ギリシャの銀行株の価格は依然として反緊縮財政の急進左派連合(SYRIZA)が総選挙で当選する前の水準を下回っている。

欧州の上場企業の昨年第4・四半期利益は全体で、2011年中ごろ以来の高水準となる19.5%増となることが見込まれている。

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