ギリシャ国債利回り大幅低下、改革案承認が追い風

2015年2月25日(水)03時15分

[ロンドン 24日 ロイター] - 24日のユーロ圏金融・債券市場では、ギリシャの国債利回りが大幅低下した。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)がギリシャの改革案リストを承認したことを受け、当面の財政破綻やユーロ圏離脱のリスクが後退したことを好感した。

ギリシャ10年債利回りは1カ月ぶりの低水準をつけ、126ベーシスポイント(bp)低下の8.89%となった。3年債利回りは402bp低下の12.54%と、1月の総選挙前の水準まで回復した<0#GRTSY=TWEB>。

マークイットによると、期間5年のギリシャのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は92bp低下の1373bp。

他の低格付け国債の利回りも低下した。

スペイン、イタリアの10年債利回りは3bp低下のそれぞれ1.39%、1.47%。ポルトガル10年債利回りは4bp低下の2.12%。

独連邦債に対するイタリア、ポルトガル国債の利回り格差はいずれも2010年5月以来の水準に縮小した。

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